住宅改修
(例)改修費用20万円の場合、9割、8割、7割が保険で支給され、1割、2割、3割は自己負担となります。
※上限が超えた場合は、超えた部分の費用は全額自己負担となります
住宅改修費の適用を受ける範囲
廊下、便所、浴室、玄関等の転倒予防、若しくは移動又は移乗動作に資することを目的として設置するもの。手すりの形状は二段式、縦付け、横付け等適切なものとする。
対象外:福祉用具貸与に該当する手すりの設置
居室、廊下、便所、浴室、玄関等の各室間の床の段差を解消するための住宅改修をいい、具体的には敷居を低くする工事、スロープを取り付ける工事、浴室の床のかさ上げ等とする。
対象外:昇降機、リフト、段差解消機等動力により床段差を解消する機器を設置する工事/福祉用具貸与に該当するスロープの設置/福祉用具購入に該当する浴室用すのこの設置
居室においては畳敷から板製床材、ビニル系床材等への変更。浴室においては床材の滑りにくいものへの変更
(※各市町村に確認が必要となります)
開き戸を引き戸、折り戸、アコーディオンカーテン等に取り替えるといった扉全体の取り替えのほか、ドアノブの変更、戸車の設置等も含む。
対象外:引き戸等への扉の取り替えに合わせて自動ドアとした場合の、自動ドアの動力部分の設置
和式便器を洋式便器に取替える(暖房便座・洗浄機能等が付加されている洋式便器への取替えは可)
対象外:洋式便器から洋式便器への取替え/非水洗和式便器から水洗洋式便器または簡易水洗便器に取替える場合の当該工事のうち水洗化また簡易水洗化の部分
手すりの取付けのための壁の下地補強など。
浴室の床段差解消(浴室の床のかさ上げ)に伴う給排水設備工事、スロープの設置に伴う転落や脱輪防止を目的とする柵や立ち上がりの設置など。
床材の変更のための下地の補強や根太の補強又は、通路面の材料の変更のための路盤の整備など。
扉の取替えに伴う壁または柱の改修工事など。
便器の取替えに伴う給排水設備工事(水洗化または簡易水洗化に係るものを除く)、便器の取替えに伴う床材の変更など。
住宅改修プランニング
介護リフォームはなぜ必要なのでしょう
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事故防止ちょっとした骨折などで動けなくなることが、寝たきり状態への出発点になります。
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自立度アップ現在、介護の必要なことが改修によって一つでも自分で出来るようになる。
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介護者のゆとり介護は肉体的にも精神的にも重労働です。
介護者の負担を和らげ、心にも余裕を与えてくれます。
症状に合わせた改修プランの必要性
問題の症状に「最適な改修」でしたか?
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障害の部位はどこですか・上肢(腕と手)・下肢(脚と足)・体幹(胴体から首)その程度は・片まひ…… 片側の上・下肢が同時にまひ・対まひ…… 両下肢がまひ・四肢まひ… 両方の四肢すべてがまひ
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障害の違いによる改修プランまひの場所が異なるだけで、手すりの取り付け位置も異なります。また、片まひの場合、廊下の手すりも往復のため両側に必要です。
専門家(住環境コーディネーター)の
アドバイスを介護増改築には、通常の増改築とは異なる特別な配慮が必要です。実績と知識の豊富な事業者をお選び下さい。
改修の流れ
住宅改修のポイント
トイレ
- 握りやすい手すりの取付
- 和式を洋式にする
- 洗浄機能付トイレの設置
- 段差の解消
- 床材の変更
- 車イスで使用できるスペースの確保
洗面所
- 握りやすい手すりの取付
- 床を滑りにくくする
- 着脱衣用ベンチの設置
- シングルレバー水栓への変更
- 車イスで使用できるスペースの確保
浴室
- 握りやすい手すりの取付
- またぎ越しがしやすい浴槽の設置
- 床を滑りにくくする
- 腰掛けベンチの設置(シャワーイス)
- すのこによる段差解消
- 入口及びスペースの確保
- 照明を明るくする
- 入浴装置の設置
- 緊急時のコールスイッチの設置
廊下
- 握りやすい手すりの取付
- 段差の解消
- 床材の変更
- 足元灯及び照明を明るくする
- 車イスで通れるスペースの確保
階段(※各市町村に確認が必要となります)
- 握りやすい手すりの取付
- ノンスリップ材の取付
- 足元灯及び照明を明るくする
- 二カ所以上の照明装置
- 階段昇降機の設置
- ホームエレベーターの設置
寝室・居間
- 握りやすい手すりの取付
- 床材の変更
- 緊急時のコールスイッチの設置
- 足元灯及び照明を明るくする
- 天井走行リフトやアーチ型リフトの設置
玄関
- 握りやすい手すりの取付
- 床材の変更
- 上がりかまちの段差解消
- 車イスで使用できるスペースの確保
- 玄関ドアを引き戸に変更
屋外
- 握りやすい手すりの取付
- 床材の変更
- スロープや段差解消機の設置
- 門扉を引き戸に変更